ひつじの国からメェるはバァ

トルコ☆ローカル☆見聞録

アパートのセキュリティ

トルコの比較的新しめのアパートは、入り口がオートロックになっていて、外から入り口横のインターホンに暗証番号を入力するか、呼び鈴を鳴らして内側からロックを解除してもらうかして中に入れるようになっている。

そこから自分の部屋に入った後ドアは自動でロックが掛かり、内側からは開けられるが外側からは鍵がないと開けることができない。

 

トルコのアパートはセキュリティ対策が素晴らしい!

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と思いきや、大変面倒でザルなシステムでした。

 

先に申しましたように、部屋の玄関は中からのみ開けられて、外からは鍵がないと入ることができません。

ということはつまり、部屋の外に出る時にうっかり鍵を中に置いてきてしまったら、家の中に入ることができなくなります。

部屋の住人なのに、部屋に戻ることができない!

 

合鍵があれば外から開けて入ることができますが、内側から鍵穴に鍵を差し込んだままにしておいた場合、鍵を以てしても外から入ることはできません。

※日本の鍵穴はドアの外側のみについており、鍵穴の反対側つまり内側は取手がついている。一方、トルコではドアの内と外の両面が鍵穴になっており、内側から鍵を差し込むと外側から鍵が入らなくなる。

 

そんな時は、「鍵屋」さんを呼びましょう。

電話すれば10分くらいで駆けつけてくれます。工具箱の中から薄っぺらい金属板を取り出して、ドアの間に挟み込み、シュッシュッと上から下にスライドさせると、ドアが開きました。

ものの5秒でした。

50リラかかりました。(日本円で約1,000円)

 

おそらくうっかり鍵を置き忘れて部屋を出てしまう人が多いのか、各階のエレベーター横には鍵屋さんの電話番号を書いた名刺が貼り付けてありました。

 

 

また、ベランダのドアも同様、鍵はないのですが、外からは開かないようになっています。

筆者はベランダを掃除しようと外に出て、窓ガラスを洗っていた時に、突然ドアが閉まりました。

携帯もないため誰にも連絡することができません。

 

幸い、隣の部屋の人がベランダに出ていたので、大家さんを呼んでもらうことにしました。

 

炎天下の中、待つこと約1時間。

 

ようやく大家さんが隣のベランダからわたしの部屋のベランダまで来てくれました。曰く、「わざわざ鍵屋を呼ばなくても大丈夫。」

そして、何やらガチャガチャやっている間に、開きました。

 

これなら外からも鍵なしで開けられるようにして、代わりに内側からチェーンを掛けられるような仕組みにしてほしいものです。

 

ちなみに、内側から鍵を掛けた場合、外側から開けるのは鍵屋でも難しいようなので、それは安心してください。